MQ-24を自力で電池交換+ベルト交換してみた

時計

チプカシの代名詞とも言える、カシオスタンダードの「MQ-24」。
あまりの安さから当サイトでも購入し、以前紹介記事を書きました。

仕事でも使えないことはなく、普段使いの腕時計として愛用してきましたが、ちょうど購入から2年以上が経過し電池切れとなってしまいました。
そのまま新しいMQ-24を買ってもよい安さではありますが、せっかくなので自力で電池交換をやってみることにしました。
またベルト交換もついでに実行。思った以上に苦戦しましたが無事に交換できたので、簡単ではありますが紹介したいと思います。

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MQ-24の電池交換・ベルト交換に必要なもの一式

MQ-24の電池交換・ベルト交換に必要なもの一式は以下になります。

  • ボタン電池(SR 626
  • 時計バンド交換用工具セット
  • NATOベルト(16mm
  • 交換用バネ棒 (1.3mmφ 長さ16mm
カネゴ
カネゴ

バンド交換用工具セットはあったほうが交換がやりやすいです。

それは突然やってきた

毎日当たり前のように使っていたチプカシ「MQ-24」でしたが、朝何気なく身につけ時間を確認すると…。

「動いていない!」

永遠に時が止まった「MQ-24」

そうです。購入してから2年以上経過したこともあり、あえなく電池切れとなりました。メーカーが公表した動作日数(3年間)よりも若干短い気がしますが、こんなものでしょう。

しかも、バンドもよく見たら裏側が切れかかっているのにも気がついてしましました。

裏側に亀裂が…

毎日使っていましたからね。樹脂製ですし経年劣化ということかもしれません。

正直なところ、買い替えたほうが安いのですが、MQ-24をネットで見ると色々とカスタマイズすることができるらしいんです。
思い切って自力でなんとかする方向に舵を切り、必要な部品類を揃えてみました。

MQ-24 の電池交換に必要なモノ

MQ-24に限らず、腕時計の電池交換に必要なものは…

  • ボタン電池
  • 分解用の小さい工具

になります。

早速、100均で必要部材を調達してきました。

SR626

まずはボタン電池から。
MQ-24の電池の型ですが、「SR 626」になるようです。
このSR 626は、Seriaで売っていたものを買いました。

工具については合っているかわからなかったのですが、時計バンド調節用の工具をダイソーで買ってみました。
MQ-24はバンドタイプではないので必要ないのかもしれませんが、ピン抜き棒はベルトを外す際にあったほうが便利…かもしれないので、一応買ってみた次第です。

MQ-24 のベルト交換に必要なもの

ベルトですが、「NATOベルト」と呼ばれるNATO軍基準のナイロン製ベルトを交換するのが定番のようです。
特にこだわりもなく、価格的にも安いのでベルトはNATOベルトにしました。

ポイントは 16mm のものを買うことです。18mm ではMQ-24に収まりません。

MQ-24 の電池交換にチャレンジ

部材が揃ったところで、まずは電池交換にチャレンジしてみます。
MQ-24の電池交換は裏側の蓋を外す必要がありますが、今回はベルトの交換もあるためベルトも含めて外していきます。ベルトを外すにはベルトと時計の結合部分に「バネ棒」と呼ばれる部品がありますので、これを外す必要があります。

バネ棒を外すには「バネ棒外し」という道具があるらしいのですが、ダイソーで買ったピン抜き棒でもなんとかなりそうです。

上下ともバネ棒を外し時計部分とベルトを分離することができました。
MQ-24のバネ棒は意外と太いです。(これが後で苦戦の原因に…)

裏蓋はバネ棒があった位置くらいの箇所から細い棒を入れ込んでいけばあっさり外れます。

ここまで来たら、あとは古い電池を外し新品のSR 626をセットするだけです。セットする際は当たり前ですが裏表に注意しましょう。
SR 626の位置は下の写真の通りになります。

Seriaで買ったSR 626でしたが、交換後は再びMQ-24は時を刻み始めました。
電池交換だけであれば、新品を買い換えるよりも安くできそうです。

続いて、MQ-24 のベルト交換(NATOベルト)にチャレンジ

ベルトの交換は、元々あったバネ棒を利用してNATOベルトを挟み込んでいくような形になります。

が、買ったベルトとの相性が悪いのかどうしてもバネ棒を元の位置に戻すことができません。
おそらくですが、MQ-24のバネ棒の直径が1.5mmφ程度あり、NATOベルトとの厚みに干渉してしまいます。
無理やり付けても完全に元の穴にハマらず、簡単にバネ棒が外れ虚空の彼方に飛んでいってしまいました…。

残念な太いMQ-24のデフォルトバネ棒

このままでは腕時計として使えません。
NATOベルトにも合うバネ棒を急遽発注し、再度取り付けてみることにしました。

追加購入したバネ棒は 1.3mmφ 長さ16mm にしました。
おそらく直径としてはかなり小さい部類になると思いますが、これが適切かも。

1.3φのバネ棒でやったら、あっさりと取り付けることができました。
やっぱりデフォルトのバネ棒が太かったみたいです。

作業完了しました!
NATOベルトに交換した、チプカシ「MQ-24」です。
ベルトの色は安かった濃い青にしましたが、意外とマッチして良い感じです。

結局、本体交換よりも高くなったがカスタマイズ性に満足

電池交換+ベルト交換にかかった費用ですが

  • ボタン電池(SR 626) … ¥100
  • 時計バンド交換用工具セット … ¥200
  • NATOベルト … ¥980
  • 交換用バネ棒 … ¥220+¥200(送料)
  • 合計 ¥1,700

となっており、素直に買い替えのほうが安いです。
趣味の世界ですねー。

ですので、電池交換だけであれば工具込みでも500円以内で収めることは可能です。

個人的な主観ですが、ベルト交換って思った以上に満足感が高いんですよね。
ちょっと高くつきましたが、普段使いでもちょっとしたアクセントになると思います。

MQ-24の電池交換+ベルト交換の参考になれば幸いです。

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