NECの無線ルーター「PA-WG1900HP」を使ってみた

デジタル・家電

自宅はNECの無線ルーター PA-WR8700N-HPを長年使っていました。
その前に使用していたバッファロー製無線ルーターに比べ安定性に優れていて、
再起動もほぼせずに使用していた優れたモデルです。

しかしながら、無線LANの最新規格であるacに当然ながら対応しておらず、
家庭内NASとのファイル共有が多くなっている状況で、
WR8700Nではスピード不足は否めない状況です。
また自宅新築に伴って、WR8700Nで届かない箇所も出てきており、
そろそろ無線ルーターの買い替えを検討していました。

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やはり無線ルーターはNEC Atermでしょうよと

無線ルーターに求めるものは、何よりもその安定性です。
確実に繋がる、そして切れないこと。
主観ですが安定性では抜群の信頼度を誇るNEC製以外に、
選択肢は考えられません。
今回もNEC製を求めて、ヤフオク!を中心に探していたところ…
ちょうど良いのがありました。

PA-WG1900HPです。

NECのハイエンドモデルではありませんが、11acの1000Mbps以上の通信に対応し、有線も1Gbpsに対応しています。
美品が7,500円即決で出ていたので思わずクリックしてしまいました。

無線LANの進化は早い

WR8700Nが300Mbpsの速度で相当早いと思っていましたが、
WG1900HPは5GHzが1300Mps、2.4Ghzでも600Mbpsと倍以上の速度です。
地味に2.4Ghzで使用することも多いことから、速度アップが期待できますね。

NEC製ルーターの通信がが安定しているのは、
スペックには表れない細かい技術が優れているからだと思っています。
WG1900HPでもNECの先端技術をアピールしており、期待できます。
特に、自宅新築の影響で電波が入りにくい状況だったことから、
「ビームフォーミング」と「バンドステアリング」
この2つの機能があることも購入の決め手でした。

パッケージの裏面にも安定通信の細かい説明が載っています。

内容物の確認

美品ですが中古品ですので、内容物が揃っているか確認です。

左から、本体・スタンド・ACアダプター・LANケーブル・説明書・セッティング時に使用するQRコード+NFCのシートです。
全て揃っていました。確かに美品です。

WG1900HP本体です。
ピアノブラックではなく普通のプラスチックなブラックですが、
どうせ見えない所にセットするので外観はどうでもいい(笑)
スタンドの位置を変えることで横置きも可能になっています。

WG1900HPの背面です。
有線LANポート(1Gbps)が4つあります。
初期設定のパスワード等が本体に貼ってあるので、
手動で行う場合はこれを見ながらの設定を行うことになります。

付属のLANケーブルです。
ケーブルの規格はカテゴリー5eでした。
有線がギガビットイーサネットなので5eでないと意味がないですよね。

ACアダプターです。
コンセント部分とアダプター部分が一体となっていないので、
電源タップ等の差し込み位置に困る事は少ないと思います。
地味ですがよく考えられている点ですね。

取扱説明書「つなぎかたガイド」です。
様々な設定方法が記載されていますが、手動設定で各種設定を行ったので
内容はほとんど確認していません…。

無線ルーターの入れ替え WR8700N → WG1900HP

長年使ったWR8700Nを交換する時が来ました。

自宅の屋根裏に設置されているWR8700Nです。
無線ルーターとして各部屋の有線LANのDHCP設定の役割も担ってきました。
やや高いルーターでしたが、値段相応の価値がある優れたルーターでした。

WG1900HPに交換しました。
とりあえずは通電させてみましたが、問題なく起動しているようです。

今回は中古品ですからリセットスイッチを長押しして、
工場出荷状態に戻しました。
リセットスイッチは裏面の下部に小さな穴がるので、
爪楊枝等の細いもので押し込みます。

設定画面は”ほぼ”◎ ただしDHCP設定に難あり

手動設定における画面は割愛しますが、無線LANの設定は難なくできました。
バンドステアリングを有効にしてから、SSIDの設定を行っています。
(バンドステアリング有効前に設定すると、2.4GHzの設定が無効になるため)

唯一設定で困ったのが、DHCPサーバ設定です。

このように、WG1900HPのIPアドレスを初期値から変更した上で、
DHCPの割当範囲を指定しているのですが、
「アドレスが入力範囲外です」
というエラーで登録出来ない状態になっていました。

当初はネットマスクの設定が間違った??と思ったのですが、
上記の例だと 192.168.1.1 / 24 なので
範囲としては、192.168.1.2 ~ 192.168.1.255 になるはず。
なのにエラーになるんです。わけがわからない。

仕方がないので改めて詳細なオンラインマニュアルを見てみました。

Aterm®WG1900HP ユーザーズマニュアル

WG1900HPの「ローカルルータモード初期値一覧」を見てみます。
(自宅はケーブル光回線なのでONU+TAの構成のため)

DHCP割当アドレスを見ると…
なんと 最大割当数 100 って書いてあるじゃねーか!
先ほどの設定だと 254の割当をやろうとしているので、
エラーになっていた、というわけです。
だったら、「割当数が100を超えています」というエラーにしないと
ユーザーは気が付けないですよね~。NEC、詰めが甘い。

改めて、割当数が100の範囲になるように設定したら、
あっさりと設定完了しました。

WG1900HPを使ってみた感想

今回の無線ルーター入れ替えの一番の目的は、
スピードアップ+届かない部屋でも使えるようにすること
でした。

スピードアップは前機種のWR8700Nも体感的には十分速かったため、
正直なところ、ネット閲覧程度では違いはほぼありません。
大容量の転送となるNASに格納されているデータのファイルコピー(NAS→スマホ等)では
あきらかに転送時間が早くなっています。

以前のWR8700Nで届かない部屋でも電波は弱いですが、
繋がらないということはなくなりました。
バンドステアリングで自動的に2.4GHz帯になったうえで、
ビームフォーミングで補助しているからと思われます。

やはりNEC製なので、非常に安定しています。
急に繋がらないということが殆どないように思えます。
インフラネットワークは切れないことが重要ですので、
その面ではNEC製無線ルーターは優れていますね。

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